石垣正憲(いしがき まさのり)

2017年に南アフリカ共和国をプライベートツアーで1週間ほど巡ったことがあります。それまで想像もしなかった体験を数多くしたことにより、私たち日本人の考える多様性の振れ幅は、とても小さく狭いものではないかと思うようになりました。バリアフリーについて考えるときにも、自分を基準にした世界の捉え方だけではなく、本当に多様な感じ方、受け取り方があることを知り、学んでいくことが重要なのだと思います。これからフェローとして関わるプロジェクトが、一人でも多くの人に新たな気づきをもたらし、誰もが幸せに暮らす社会に一歩でも近づければ幸いです。

トランジション総合研究所 代表

石垣正憲

PROFILE

石垣正憲(いしがき まさのり)

千葉大学大学院電子工学専攻修了。ソニーでエンジニアや企画として、数多くの新規事業に携わる。その後、高度化、複雑化する技術により製品やサービスを作り上げるためには、数多くの関係者と協力して事業を進めるプロジェクトマネジメントスキルが重要だと考え、専門的に学び、社内に普及、浸透させる。更に、働く個人や組織を活性化したいと考え、神戸大学専門職大学院(MBA)で組織行動論(リーダーシップ、モチベーション)の研究を行う。
2015年にソニーを退職後は、主にモノづくりおよびIT関連の中小から大企業まで、イノベーションを生み出すための支援(コンサルティング)を行っている。2019年から2021年に阿南工業高等専門学校にて、内閣府による地方大学・地域産業創生事業でリカレント教育担当の特命教授を務めた。2022年からは、組織にとらわれず新しい働き方でイノベーションを起こす人のバウンダリーレス・キャリアの支援事業を展開している。